高校Ｑ＆Ａ
公立と私立ってどう違うの？
公立学校の管理・運営は各地方公共団体の教育委員会が行います。
私立高等学校の場合、設置・廃止・変更などの認可は都道府県知事が行いますが都道府県教育委員会の管轄ではないので各学校ごとに行います。
入学について教えて下さい。
義務教育ではないので私立、公立ともに入学試験があります。
中学校を卒業した人で、高等学校に入学する資格が与えられた人が、各学校による入学者選抜に合格することによって各学校から個別に入学が許可されます。
また、中学校を卒業しなかった人のために、文部科学省による中学校卒業程度認定試験（中検）などが存在します。
学区ってなんですか？
ある学校に通学するのに居住地を限定したときのその区域のことをいいます。
公立高等学校を受験する場合、れぞれの都道府県の中に学区を設定する場合には、ひとつの学区の中に複数の高等学校を設置しています。
受験する人は、その中から任意の学校を選び、入学試験を経て、入学することとになります。
都道府県の中には、学生間の受験機会の不平等を招来するため、高等学校の学区を廃止する（全都道府県区にする）ところが出てきています。
高校を卒業しないと大学って受験できないの？
事情があって高校を卒業できなかった人や、大学入学資格がない人のために「大検」とういう試験があります。
これは、大学に入学する学力の有無を判定する試験のことです。
2005年からは、「大検」に代わり「高等学校卒業程度認定試験（高認）」という試験に移行しています。
高卒でも就職できますか？
もちろん就職は可能です。
高校生就職内定率は今年、9年ぶりに80％台になり、４年連続上昇傾向にあるようです。
学科別では工業が９１．９％と最も高く、情報８６．７％、水産８５．７％、商業８２．４％、農業８２．１％、総合学科８１．２％、福祉７７．４％、家庭７５．２％、普通７４．５％、看護４７．０％の順。
（産経新聞 2007/02/）
入学前にある程度進路を決めておくと就職活動に役立つでしょう。
